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【MEGURIE開発レポ③】トウキ生産者千葉県の高橋植物園で定植してきました

ブログにお越しいただきありがとうございます。MEGURIE代表の瀬戸です。

韓国コスメや美容好き、漢方・韓方が好き。そんなことが高じてオリジナルの化粧品ブランドを立ち上げています。

今回はコスメ開発レポの第3弾。

第1弾と第2弾をまだ読んでいない方はそちらから是非読んでみてくださいね。

千葉県の高橋植物園さんにお邪魔しました

前回、国産の漢方を配合するためにJFPPA(一般社団法人日本薬用機能性植物推進機構)の代表理事を務めておられる千葉大の渡辺先生との出会いについて書きました。

実際の生産現場を見せていただきたい!とお願いし、先生の教え子さんでもある千葉県の高橋植物園さんにお邪魔してきました。

megurie開発レポ

左:高橋植物園の高橋さん 右:千葉大の渡辺先生

(すごい格好している真ん中が私ですw)

千葉県の白井市にある植物園さんで、主にお花のポット苗や鉢などを生産販売されています。

高橋植物園

シーズンオフの休眠地や耕作放棄を活用するべく、薬用植物の生産も始められたのだとか。

高橋植物園で栽培されている薬用植物はトウキを始め、ハンシレン、セキショウブなど数種類。色んな植物を育ててみたい!という想いがあるそうです。

トウキの定植に参加させていただきました

千葉大で生産された苗を畑に植える定植の作業を体験させていただきました。

5月でしたが、気温は30度前後あるかなり暑い日でした。

トウキ苗

こちらがトウキの苗です。

トウキ苗

畝に等間隔に苗を置いて、手作業で埋めていきます。

megurieトウキ定植

指の第2関節くらいまでの穴を空けて、植えていきます。

megurieトウキ定植

4~5人で作業して2時間かからなかったくらいでしょうか。

megurieトウキ定植

定植作業が終わったら、水やり。

megurie開発レポ

こちらは機械で一気に水を撒きます。

megurie開発レポ

無農薬栽培されているので、やはり手間はかかるのだとか。

megurie開発レポ

虫が来にくいように土に工夫がされていたりするようです。

こちらで収穫されたトウキはJFPPAを通して生薬メーカーさんに卸され、漢方薬局や病院でお薬として使われます。

お薬として使われるには薬局方の求めるレベルをクリアしなければならないので、効能の高いトウキだということが分かります。

トウキは血液を補充する補血と巡らせる行血の作用があり、女性の巡りサポートとしても代表的な生薬なんです。

美容成分としても優秀で、韓方では美白や抗シワ、コラーゲン合成促進などアンチエイジング的な研究論文も多く、韓医師イチオシの成分!ということで、今回、化粧品原料として自社で開発しています。

選別された純粋なヤマトトウキ

こちらで生産しているトウキは純粋なヤマトトウキです。

ヤマトトウキは茎が赤いものが特徴で、一般的に水分が高くてよいとされている品種です。

ヤマトトウキの苗

一般的に出回っているトウキは他の種が混ざっているケースも多いそうで、発芽率もバラバラ。

品種系統が揃っていないと、苗を植えても芽が出てくるのは40~50%程度なんだそうです。

それを解決すべく渡辺先生が3年がかりで行ったのが品種づくり。

漢方メーカーや薬草園から研究用に種を分けてもらって、そこから必ず赤い茎が出てくる品種を作ったそうです。

通常2年の栽培を1年に短縮

実際に苗を作っているのは、千葉大学の柏の葉キャンパス内です。先日施設にお邪魔してきました!

千葉大柏の葉キャンパス

千葉大学は国立大学で唯一園芸に特化した学部がある大学。広大な敷地の中には薬草園やハウスなどが並んでいます。

千葉大の薬草園

苗の生産がされてるのが、文科省の大型特別機械設備費で作られた「高度化セル成型苗生産利用システム」です。

高度化セル成型苗生産利用システム

生産者の顔が見える園芸作物・健康機能性植物の関心の高まりとともに、安全な園芸作物の生産および提供を実現する為に苗の大量生産が可能なシステムを擁する施設が作られました。

もともとトウキの栽培は、1年苗床でつくり、2年目に畑で栽培する2年栽培が一般的です。

トウキ苗栽培

▲千葉大で生産されているトウキの苗

それをこちらの施設でオートメーション化し、品種を選別して効率化したことで、1年栽培が可能になっています。

もともと2年掛かるものが1年に短縮できて、中身の栄養素も変わらない。であれば、1年で効率的に作れた方がいいですよね~。

オタネニンジン(朝鮮人参)も通常6年くらい掛かるものを1年で2年分生育できるようになったそうです。

オタネニンジン

2年掛かるものが1年に…!個人的にはすごく生産性が高くて画期的なお話だと思うのですが、新しいことをやろうとするとイチャモン付けて来る人もいるそうで(;´Д`)

イイものはイイでいいじゃん!と思うのですが、どこの業界にも頭の固い権威がいるものなんですね~なんて思ったりしました。

耕作放棄地と休耕地を活用

高橋植物園さんでは薬用植物作りに耕作放棄や休眠地を活用されています。

以前の開発レポでも書きましたが、耕作放棄地は、過去1年に渡って作付けされず放置された土地のことです。

農業従事者の高齢化や人手不足などで耕作放棄はどんどん増えていて、病害虫や鳥獣被害の発生、雑草の繁殖など周辺の環境に悪影響を与える可能性もあり、社会問題となっています。

一度土地が荒廃してしまうと、農地として活用するまでに3~5年時間がかかるそうですが、高橋さんは1年くらいで農地として復活させているのだとか。

高橋植物園

以前は放棄地だったところを見せていただきましたが、そんな荒れ地だったとはとても思えない立派な畑で。厄介者の土地を価値あるものに変化させていく、本当に社会的意義があることだと思います。

間接的ではありますが、このような取り組みで生産された植物を化粧品原料として使わせていただき、手に取っていただいた方に伝えていくことで私も貢献できたらと思っています。

まとめ

今回定植したトウキは、12月ごろが収穫され、湯もみをして乾燥させて生薬として完成します。

化粧品の初回ロットには間に合わなかったので、同じように生産された南三陸町産のトウキを初回は使用予定です。

12月の収穫にも伺う予定なので、またレポートします!

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