ブログにお越しいただきありがとうございます。MEGURIE代表の瀬戸です。
今回から数回に分けてMEGURIE開発レポをお届けします。是非お付き合いくださいね。
韓医師監修の韓方化粧品を作りたい!
韓国の漢方、韓方(ハンバン)とは
韓方というのは韓国の漢方のことで、もともとは中国から渡ってきたものです。
カンポウではなく韓国語読みでハンバンといいます。
日本でも韓国でもそれぞれの土地や習慣に合わせて独自の変化を遂げてきています。
日本では基本的に西洋医学の中に漢方があるイメージですが、韓国の場合、西洋医学も東洋医学にもそれぞれ医師免許が与えられ、それぞれが専門分野を活かして治療を行っています。
なので、街中にも韓方を専門とする韓医院がたくさんあります。
元々は漢方にも韓方にも特に興味がなかった私。
学生時代、韓国に留学していた時も韓方の存在は知っていましたが「韓方?ふーん」くらいしか思ってませんでした(;´・ω・)
きっかけは韓医院の訪問
韓方に興味を持つきっかけとなったのは、自分自身の体の不調です。
20代半ばごろから、喉をぎゅっと締め付けられるような首元の違和感
に悩まされていました。
でも、病院で鼻からカメラを入れて検査しても異常なし。原因が分からないままモヤモヤが続いていました。
韓国でとある韓医院を訪れた時のことです。
韓医院で喉の違和感について相談すると、매핵기(梅核気)というストレスからくるもので、女性にはよく見られる症状だよ、
とのこと。
東医宝鑑(韓国独自の韓医学についてまとめられている医学書で、ユネスコの世界遺産)を見せてもらったところ、まさに私が抱えている不調と同じ症状が書いてあるではありませんか!
その時、ずっとモヤモヤしていたものが晴れていくのを感じました。
もちろんそれだけで症状が改善した訳ではありませんでしたし、ストレス性の症状は改善するのに時間がかかるとも言われました。
ですがこの経験で、気付いたら不調を及ぼすようなストレス性のものには、対症療法的な西洋医学ではなく、東洋医学(漢方)的アプローチが相応しいのでは
と考えるきっかけになりました。
漢方をもっと身近に!
日本で漢方というと小難しく考えられがちではないでしょうか。
漢方=薬のイメージが強いためか、「難しい」「古臭い」と敷居が高くなりがちです。
日本と韓国の暮らしを比較してみると、漢方(韓方)がより身近な韓国。
韓医院も街中にありますし、生薬がずらっと並ぶ薬令市場があったり、サムゲタンも「薬膳」というよりは、食文化の一部です。
韓方が医療としてだけではなく、ライフスタイルのひとつとして暮らしに溶け込んでいると感じます。
これをお手本に、漢方をもっと身近に、日本人の暮らしに合う様に取り入れられないか?
それなら自分が興味のある化粧品で、そして手に取りやすいスキンケアでプロダクトを作りたい!韓方思想の化粧品を作りたい!と思う様になりました。
韓医師が監修した韓方思想の化粧品
1年かけてやっと出会えたチェ先生
韓方思想の化粧品が作りたいと思い立ったものの、自分は漢方・韓方の専門家ではありません。
せっかく自分の資金を使ってプロダクトを作るのだから、中途半端なものは作りたくないですし、専門家から意見をもらってちゃんとしたものを作りたい!
そこで、いろんな伝手を使って、協力してくれる韓医師探しをスタートしました。
福岡に大阪、韓国・・・韓医師と会えるイベントがあれば飛んでいきました。
始めは簡単に見つかると思っていたのですが、これがなかなか大変で・・・(;´Д`)
探し始めてから1年ちょっと、様々な方のご協力を得て、済州島で韓医院を開業されているチェ・ミヨン先生と出会いました。
先生は韓方美容やダイエットを専門に診療されています。
実際に済州島のクリニックで先生の美容鍼を受け、技術や知識の高さに感動!(*’▽’)
先生に化粧品の監修をお願いすることにしました。
同じ和漢成分でも、飲んで得られる効果と塗って得られる効果は異なります。
これまでの先生の知見をベースに、100以上に及ぶ韓方の美容論文に目を通していただき、原料として配合する和漢成分を推薦していただきました。
配合する和漢成分が決定!
こうして配合する和漢成分が決まりました!
そして、先生探しと平行して探していた化粧品製造メーカーも無事見つかりました。
さぁ開発するぞ!となった時に、また新たな課題が出現してしまったのです・・・!(´・ω・`)
続きは開発レポその2をご覧ください♪