【和漢原料紹介】大和当帰(トウキ)の栽培・収穫レポ

【和漢原料紹介】大和当帰(トウキ)の栽培・収穫レポ

2021年2月13日
MAGAZINE

こんにちは!MEGURIE代表の瀬戸です。

MEGURIEは和漢のセルフケアを推奨するブランドとして、もっと暮らしに取り入れやすく便利な情報をお届けするために今後マガジン形式でコンテンツをお届けしていくことにいたしました。

その名も「MEGURIEマガジン-東洋的セルフケアのある暮らし-」

和漢を始め東洋の知恵を取り入れた様々なセルフケア情報や役立つ情報を配信してまいります。

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記念すべき第1回目はMEGURIEでもコア成分として配合している当帰(トウキ)についてです。

当帰ってどんな原料?

当帰はセリ科の植物で、血を補う補血の作用を持ちます。婦人科系では使われることが多い生薬です。

日本では食薬区分で、根っこは漢方薬(医薬品)として使われますが、葉っぱの部分は食品としても使われます。

当帰にも色々な品種がありますが、日本では水分量が多い大和当帰が品質が高いとされています。韓国や中国で使われている当帰はまた別の品種で、甘くて美味しい大和当帰を輸入するケースもあるんだとか。

このように苗の茎が赤いのが大和当帰の特徴。

MEGURIEでは保湿成分として根の部分を自社でエキスとして抽出し、化粧品に配合しています。

様々な美容効果を期待できる当帰は、韓国の韓方では最も研究がされている植物のひとつです。

通常2年栽培の当帰が1年栽培に!

当帰は苗床で1年、畑で1年、合計2年かけて栽培されるのが通常です。

MEGURIEではJFPPA(一般社団法人日本薬用機能性植物推進機構)より1年栽培で作られた当帰を供給いただいています。

一般的に出回っているトウキは他の種が混ざっているケースも多いそうで、発芽率もバラバラ。品種系統が揃っていないと、苗を植えても芽が出てくるのは40~50%程度なんだそうです。

それを解決すべく代表の渡辺先生が3年がかりで品種を選別し、効率化したことで1年栽培が可能になっています。

私も以前苗の定植に参加させていただきました。

megurieトウキ定植

本格的な夏が来る前の5月。土に第二関節くらいの穴を空けてひとつづつ苗を植えていきます。

当帰のはさがけ&乾燥作業

11月頃に収穫した当帰ははさ掛けといい天日干しの作業を行います。

石などを取り除きながら根を2~3束にし、ハウスにどんどん吊るしていきます。

当帰のはさがけ

ハウスでの地味~な作業(;´・ω・)土ぼこりがたくさん舞って、マスクをしていても顔が真っ黒になりました!

当帰のはさがけ

1ヶ月ほど天日干しをし、乾燥させたら次は湯もみの作業です。

湯もみをしない当帰もあるそうですが、湯もみをすることで、

  • 細かい土や泥を落とす
  • 乾燥中に付いた菌の殺菌
  • 根の糖分が糖化することで甘みが増す

といった効果があり、よりよい当帰となるんだそうです。

70度のお湯で山積みの当帰をひたすらもみもみ・・・お湯はすぐ汚くなってしまうので、こまめに変えながら本当に骨の折れる作業でした。

当帰湯もみ

ゴム手袋をしながらの作業でしたが終わった後は、手が浮腫み真っ赤に!

当帰湯もみ

一緒に作業した先生が「自分が当帰の気持ちになって、キレイなお湯で洗ってあげないとね」と言って丁寧に作業されていたのが印象的でした。

今回湯もみした当帰はさらに2か月ほど乾燥させ、検査を受けた後、漢方の煎じ薬の当帰となるべく出荷されていきます。

当帰湯もみ

たくさんの人を健康にするんだよー!っと私も心を込めてモミモミしました。

当帰湯もみ

実際に体験して分かったのは、すごく丁寧に手間を掛けて作られているということ。なので、顆粒のエキス製剤の場合は湯もみは省かれるケースもあるそうです。

一連の作業を経験させていただき、同じ当帰であっても育て方、その後の処理によって品質が変わってくるということを身をもって知りました。

このように収穫した根の部分はエキスに抽出し保湿成分として化粧品に、葉っぱの部分は和漢ハーブティーに入れさせていただいております。

現在日本で流通している和漢植物の8割が中国産で国産はごくわずかです。

生産者の顔が見えるサスティナブルな和漢栽培が今後も広まっていくようにMEGURIEとしても微力ながら貢献していきたいです。