ストレスを解放しよう!七情別セルフケアとツボ

ストレスを解放しよう!七情別セルフケアとツボ

2021年2月28日
MAGAZINE

2021年2月も終盤に差し掛かり、この歴史的なコロナウイルスによる影響が始まってから約1年が経とうとしています。

  • 家族・恋人・友人、会いたい人に会うこと。
  • 会社に、学校に毎日行くこと。
  • 行きたい場所へ行きたい時に行くこと。

当たり前の毎日が、180度変わってしまった1年。

急激な生活の変化によるストレスが原因となり、心や身体の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

心と体が繋がっている!東洋医学の七情とは

私たちは日々、移り変わる感情と共に生きています。

怒り・喜び・考えすぎる(思)・悲しみ・憂う・恐怖・驚き…

東洋医学では、私たちがもつこのような感情でさえ、強いストレス状態に陥ると心身の許容範囲を越え、五臓六腑を傷つけたり、気血のめぐりの変調・不調を引き起こす原因
となってしまうのです。

東洋医学では、五臓六腑や気血の不調を引き起こすほどの感情の変化を『七情』と呼び、それぞれの感情が高ぶることで傷つけやすい内臓は何かを教えてくれるんです。

七情(しちじょう)・・・怒・喜・思・悲・憂・恐・驚

それぞれの感情と結びついている内蔵は以下の通りです。

  • 怒→肝
  • 喜→心
  • 思(思い悩む・考えすぎる)→脾:消化器
  • 悲・憂→肺:呼吸器

また、過度なストレスをうけた時にどの感情になる傾向があるかで自分のウィークポイントになりやすい五臓もわかります。

例えば、ストレスがかかり悩み考えてしまう方は胃腸が弱い傾向にあります。

物事をあれこれと考えすぎて胃が痛む、便秘・下痢になってしまう等、イメージがしやすいですね♪

この東洋医学の考えを上手に使うと、五臓の働きを高めたり、ケアをすることで感情の高ぶりをコントロールしやすくなりますし、感情をコントロールすることで五臓を損傷することも防ぐことができます。

まさに心と身体がつながっているということを教えてくれているんです。

それでは実際、七情別おすすめのセルフケアとツボ押しをご紹介していきます。

七情別症状とおすすめのツボ押し

内容に入る前にツボ押しのコツについてご紹介します。

ツボを押す際は、ご自身の指(指圧)でかまいません。力が弱い方は、先が丸い棒のようなもの(ペンなど)を使っても良いでしょう。

押す力は、ご自身が気持ち良いと思う強さで良いです。強く押したからとゆって、効果が上がるわけではありません。

心地良いと思うことが大切です♪

【怒→肝】怒りは肝を傷めます

イライラしやすい・気が立ちやすい方は、肝を傷めます。

他の症状として、

  • 眼精疲労・充血などの目の症状
  • 咳払いしたくなるような喉のつっかえ
  • こむらがえり・痙攣など筋肉の症状

等がみられます。

肝にオススメのツボ押し

『太衝(たいしょう)』:足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨の間をたどり骨が交差するところの前の、凹んだ場所です

薬や多量のサプリメントの常用、多量の飲酒、保存料・添加物の多い食事を摂る方は注意しましょう。

汗をかく適度な運動や、酸味のある食べ物を食事に取り入れるのもおすすめです。

【喜→心】喜び過ぎは心を傷めます

喜びすぎる・浮かれすぎてしまうと、心を傷めます。

心は心臓(循環器)の働きである血液の流れ、また精神状態を表します。浮かれすぎて集中力をなくしてしまうような状態です。

他の症状として、

  • 興奮状態が続き眠れなくなる
  • 動機・息切れ
  • 舌の炎症

等がみられます。

心にオススメのツボ押し


『労宮(りょうきゅう):』手のひらにあり、手を握った時に人差し指と中指の先があたる場所です。

食欲が旺盛、陽気すぎたり、声が大きすぎる性格の方、目を酷使する方は注意しましょう。

苦味のある食べ物を食事に取り入れるものおすすめです。

【思→脾】思い悩み過ぎると脾を傷めます

東洋医学の脾とは簡単にいうと胃や腸などの消化器のことです。

思い悩みすぎることで、胃腸の働きが損なわれ消化力や、栄養を循環させる力を消耗させます。それにより脾を傷めるとされています。

他の症状として、

  • 疲れやすい
  • 食欲不振、消化不良
  • お腹の膨満感
  • 動悸
  • 不眠
  • 夢が多い
  • 物忘れしやすい

等の症状が見られます。

脾にオススメのツボ押し

陰陵泉ツボ
『陰陵泉(いんりょうせん)』:膝の内側にあり、膝の下のくぼみから指4本分下にさがったところ。すねの内側の骨を指でしたから撫で上げた時に指が止まるところ

お菓子などの甘い物を摂ることが多い、周りへの気遣いが多く疲れやすい、デスクワークで座りっぱなしの姿勢が多い、足がパンパンに張って浮腫みやすい、口内炎ができやすい方は注意しましょう。

食事の際、よく噛むことで胃腸の負担を減らしたり、運動で筋力をつけ体力UPすることもおすすめです。

【悲・憂→肺】悲しみすぎると肺を傷めます

悲しみすぎると、肺(呼吸器)を傷めます。

他の症状として、

  • 鼻炎などの鼻症状
  • 咳がでやすい
  • 呼吸が浅い
  • 肌トラブルが起こりやすい
  • 風邪を引きやすい
  • アレルギー症状を起こしやすい

等の症状がみられます。

肺にオススメのツボ押し

気戸ツボ
『気戸(きこ)』:胸の前で、乳頭線上で鎖骨の真下にあるところ

辛い味のものを摂りすぎたり、寝ている・横になることを好み多い方、肌が乾燥したり、敏感になりやすい方は注意しましょう。

ヨガの呼吸法や、肩の関節や肩甲骨周り・胸の前をよく動かし、コリを解消することもおすすめです。

【恐・驚→腎】恐れすぎると、腎を傷めます

恐怖心が度を超えると失禁してしまうイラストをみたことがありませんか?

恐れすぎると腎の気が弱り、尿を我慢することができなくなってしまいます。

他の症状として、

  • 身体の冷えが強い
  • 慢性腰痛
  • 足がだるくなりやすい
  • 婦人科など生殖器のトラブルや悩みが多い
  • 抜け毛などの髪のトラブルが多い
  • 耳鳴り

等の症状がみられます。

腎にオススメのツボ押し

照海ツボ
『照海(しょうかい)』:くるぶしの内側にあり、足首の内側にある出っ張った骨の真下のくぼみ

味の濃いもの(塩分が多い)を好んだり、立ち仕事が長い方、肌が黒ずみやすくなっているかたは注意しましょう。

下腹部(おへその下)を温めたり、黒豆・海藻など黒い色の食べ物を積極的に摂ることもおすすめです。

まとめ

大きなストレスや困難にぶつかった時、私たちは色々な感情に揺れ動き、身体の変調や不調に悩まされます。

感情のコントロールがきかなくなり、その感情や表現に対し、時に自分を責めてしまうこともあったかと思います。

でもそれは、その困難に立ち向かい、乗り越えようとして頑張った心身が疲れオーバーワークになっただけ。

きちんと身体を、そして内臓を休め、労わることで本来もつ心と身体のバランスを中庸に保つ力がきちんと働き始めます。

感情は、あなた自身ではありません。あなたが今ここで経験しているもの、状態です。

あなたがあなたらしく、この世にひとつしかない自分自身を優しく大切にしてあげてください。それが何よりのストレスケアになります。

東洋医学はあたたかく、やさしくあなたの心と身体に寄り添う医学です。

まだまだ先の見えないトンネルのような毎日が続きますが、とっておきのストレスケアで免疫力を上げ一緒に乗り越えていきましょう!