【セルフお灸のすすめ】おうちでできる冷え対策のセルフケア

【セルフお灸のすすめ】おうちでできる冷え対策のセルフケア

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寒く長い冬よりも夏は体内を冷やす要素が多いのが特徴です。

夏にとことん冷やした身体のまま季節を終えると、その冷えがしぶとく定着し冬の寒さに立ち向かう陽の力(温める)が弱まり、頭痛・肩こり・腰痛・生理痛等の婦人科疾患・冷え性と、冷えが原因となる様々な不調を引き起こします。

近年では健康・予防の意識が高まり、体を冷やさないよう意識し、心がける方もふえましたが、気温上昇に伴い冷房はどんどん強くなるばかり。

またコロナ禍により、自宅にいることが増え冷房の効いた室内にいる時間も増え身体を深部から冷やしてしまう方も多いのでは?と予想しています。

冬場の冷え対策は、夏本番から!お家で出来るセルフケアで心身を労わりながら準備をしていきましょう♬

冷え対策におすすめのセルフお灸

おうちのセルフケアとして活躍してくれるのが火のもつ自然なあたたかさを用いたお灸です。

鍼灸院にいかなくても、道具が少なく手軽にできるのが魅力的です。

冷えている場所にお灸をするのも良いですが、とても重要なポイントは「なぜ冷えてしまったのか?」という根本的な原因を少なくしていくことです。

オススメのツボでは、冷えに対するツボ・冷えてしまった体の原因に対する予防のツボをそれぞれお伝えしていきます。

自宅セルフお灸の注意点

火の取り扱いに注意

お灸は火を使って行うセルフケアです。使用する際は、周りの環境に注意し灰皿を用意し、火傷に注意して行いましょう。

お灸を外す時は台座をもって、外してください。

煙が出るタイプのお灸は換気扇をまわしたり、窓をあけて換気をしたりしながら、気持ちよく行うと良いでしょう(お灸の香りが苦手な方は、無煙タイプ・アロマの香りがする商品もあります)

熱さに我慢をしないようにしましょう

熱さが強く感じたら、我慢せずに取り外してください。
低温やけどの恐れがあるためです。

慢したからといって、効果は変わりません。
ピリピリ熱痒く感じたり、肌が発赤したりする時点で、血行が促進されています。

とくに、手足の内側などの皮膚が薄いところ・皮膚が薄い肌質の方は特に注意をしてください。お灸の種類は熱さ別に選べる商品も多いので、自分にあったお灸選びをしましょう。

同じツボには3つまでにしましょう

熱さが感じにくいからといって、お灸を同じ場所にやりすぎたり、刺激が多すぎてしまうと「灸あたり」といって、だるくなることがあります。

以下の状態が当てはまる方は使用を避ける・中止してください

  • 飲酒されている方
  • 糖尿病など、皮膚の化膿をおこしやすい疾患があるとき
  • お灸の前後の激しい運動

お灸の選び方

台座灸
自宅でのお灸は「台座灸(だいざきゅう)」がオススメです。薬局などでも手に入ります。

台座灸は火をつける“もぐさ”を直接肌にのせることなく行うことができるので、温熱をコントロールするため安全です。
(皮膚の薄さ、体調によって火傷を100%防げるものではないので、熱さの我慢はしないようにしてください)

商品別に温度が選べるようになっているので、初めての方はまず低い温度から始めてみましょう。

もぐさの香りはお線香のような心地よいものですが、苦手な方は無煙タイプや香りを選べる商品も増えています。

タイプ別セルフお灸のツボ

冷えやすい箇所・冷えている患部にお灸の熱を与え、あたためるのに効果的なツボ、また原因にもアプローチをしたいツボをタイプ別にご紹介します。

肝タイプのツボ

イライラしやすい、お酒を良く飲む、薬や多種類のサプリメントを常用される方、目を酷使し疲れやすい、肩こり等の筋肉の痛みが多いなど

大敦(だいとん)

大敦

太衝(たいしょう)

太衝

期門(きもん)

期門

脾(消化器)タイプのツボ

考え込みやすい、気をつかいやすい、疲れやすい、皮膚が薄い、貧血、胃もたれ・便秘・下痢といった消化器症状、婦人科症状のある方など

隠白(いんぱく)

隠白

太白(たいはく)

太白

章門(しょうもん)

章門

腎タイプのツボ

不安になりやすい、驚きやすい、精神的にショックをうけた方、むくみやすい、耳鳴りなどの耳に不調がある方など

湧泉(ゆうせん)

湧泉

太渓(たいけい)

太渓

京門(けいもん)

京門

肺タイプのツボ

悲しみやすい、鼻・喉の呼吸器症状がでやすい、呼吸が浅い方など

少商(しょうしょう)

少商

太淵(たいえん)

太淵

中府(ちゅうふ)

中府

心タイプのツボ

気持ちがそわそわと落ち着かない、不眠、汗をかきやすい、動悸・息切れの症状がある方など

神門(しんもん)

神門

少衝(しょうしょう)

少衝

巨闕(こけつ)

巨闕

『冷ます』『温める』ことを意識する

熱い夏はついつい体を冷やそうとしがち。

冷房で体を深部まで冷やしてしまうこと、冷たい飲み物・食べ物を摂ることは体内に直接「寒邪(かんじゃ)」という冷えの邪気を、ダイレクトに侵入させてしまう行動です。

これにより、下痢・胃痛・消化不良・食欲不振などの消化器症状・冷え症・生理痛をはじめとする婦人科疾患等の“冷え”が原因となる症状を引き起こしてしまいます。

この季節を上手に乗り越えるために大切なことは、体を冷やすことではなく、体を冷やさずに熱を冷まし、冷えが慢性化しないように温める力を補うことが大切です♬

冷房で冷えやすいのは、足の末端・手足首です。末端の冷えは、交感神経(緊張させる自律神経)が優位な方にも多いのが特徴です。

またお腹・おしり・ふともも・二の腕といった、脂肪が比較的多い場所も冷えやすい部分です。熱は筋肉が収縮し、血液が循環するからこそ生み出されます。

身体の冷えは、決して冷房などの外的要因だけではありません。
過剰なストレス、免疫力の低下、脳疲労の蓄積などにより代謝が低下することも原因
となりえます。

たかが手足の冷え、されど手足の冷え。
冷えを放置することで、仕事や生活のパフォーマンスが低下し、様々な不調や変調が引き起こされます。

毎日コツコツとしたセルフケアで暑い夏を心身共に元気に乗り越え、なりたい自分で豊かな日々をお過ごしになられてください。